はてなのおだい

お題のテーマに便乗

天橋立へ行った時の話

今週のお題「大移動」

 

1年半前に天橋立へ行った時の道中について書こうと思います

ちょっと不思議な話です

 

往路編

私が住むのは広島

そこから天橋立はけっこう遠く 新幹線を使わず在来線で行きました

まずは大阪まで 何回も乗り換えました

音楽を聴くわけでもなく、ただひたすらボーっと景色を眺めてます

長いです 虚無ですね たまにはそういうのもいいかと思いながらの旅

大阪に着いた時には夕方でした 

そこから福知山へ ネットカフェのような所で一泊

排水溝のようないびきのせいで3時間ぐらいしか寝れなかった

いびきは止まる気配もないので朝5時にチェックアウトし、福知山から宮津

特にいいことも悪い事もなく 天橋立に到着

 

目的の神社へ参拝 

主祭神と副祭神に「この国を作ってくれてありがとうございます」と伝えてきました

 

復路 ここからが本編

宮津から福知山への列車に乗る時の話 

スマホのルート検索に夢中でかばんを待合席に忘れていました

列車の座席に座ると 6人ぐらいの駅員さんが届けてくれました(助かった)

とても親切な応対でした

 

福知山駅にて

みどりの窓口に並んでいましたが、美人の駅員さんが 声をかけてきます

券売機で切符の購入を手助けしてくれるみたいです

でもあと一人だし このまま並んでいよう そう思って1分ぐらい

さっきの駅員さんが券売機の前でなにか操作しながら待ってるように見えました

「せっかく親切で声かけてくれたのに 失礼だったな」

急いで駅員さんの元まで行き、行き先を伝えます

雑談を交えながら 在来で帰る旨を伝え

あとはお金を投入するだけ 

「足りないw」

もう一度確認

「やっぱ足りない」

それを察してか 駅員さんが言う

「クレジットカードでも大丈夫ですよ」

3回目の確認

「何回見ても足りないものは足りない」

やばい!お金足りませんとか言いづらいな・・しかも美人さんだし

ってか帰れるの?

たぶん顔面蒼白になってたと思います けど本当の事を言わないと

4回目の確認 

「あれ? ギリギリ足りる?」

財布の中には10円だけ残りました

「さっきまで絶対に足りなかったよね?」

無事 切符購入!

安心していたのも束の間 駅員さんが

「もう列車が来てますので急いでください!」

お礼をいい 手を振りながら ホームをダッシュで駆け上がり

来ていた列車にそのまま飛び乗りました

「はぁ~ あの駅員さんのおかげで助かった~」

座った直後にアナウンスが流れます

・・・どうやら全席指定席らしい

やばいやばいと慌てて確認すると ここが指定された席でした

「えぇ~ こんなことある? 4両編成だよね」

行きはいい事なかったのに、帰りはなぜかすべてうまくいく

そのままノンストップで乗り換えが続き あっという間に広島へ

 

広島駅

きっぷを渡した駅員さんからの一言

「福知山から来たんですか?!」

駅員さんが驚いたようなちょっと冷たい言い方をしてくる

例えるなら変な人を見るような感じだ

 

そこで帰って来たんだなと悟りました

夢のような優しい世界から現実に戻った瞬間に思えました

この一連の旅行を自分の中では福知山の奇跡と呼んでいます

今年また行く予定です

 

なぜ天橋立にある神社にありがとうを伝えにいったかなんですが

簡単にいうとかぐや姫なんです 稲作を伝えてくれたのは

(サブブログに詳しく書いてます)

そんな神様にありがとうと伝えれば ありがとうと返って来る

自分の歴史探求は合ってたんだなと思わせていただけました

とても幸せな一日で たぶん一生忘れることのない大移動(旅行)でした