うちには猫さんがいます キジシロ模様の靴下猫さんです
女の子で名前は娘子（にゃんこ）といいます 美人さんです
自分の娘のような感じがする意味と 羽衣伝説の紫衣娘々をモチーフに
良い女の子と書いて 娘子（にゃんこ）です
もともと他の家で飼われているネコでした
脱走して半分野良となり 近所でご飯をもらったりしてました
中学生の通学路でもあるので 中学生によく抱っこされてるのを見かけましたね
母親にも時々だっこされて 家に連れてこられてました
よく私の原付のシートの中にいたのでそこでよしよしする関係だったと思います
人慣れしてるので逃げないですね
私は過去に３匹ネコ（うちにくる動物は全部メス）がいたので もうネコを飼うことはないと思ってました
その子たちのことを大事に思ってましたから
父親が亡くなっても弟が亡くなっても泣かなかった私ですが、ネコが亡くなった時は涙が止まらなかったような人間です 別にいい人ではないです
11月ぐらいだったと思います 夕方から夜にかけて寒い日が続きました
私が出かけるとき いつもどこからかやってきます
そんなある日、ネコさんを膝にのせてよしよししていました
夜は寒いだろうなと思い ネコさんに言いました
「夜、寒くなったら 屋根のぼって部屋の前まで来たら 入れてあげるからね」と
その日の夕方 屋根を登って部屋の前で鳴く ネコさんの姿が
言葉がわかる？ いや思いが通じたのか？
少し驚き 部屋の中へ入れてあげました
なんだろう・・初めて彼女を家に呼んだ時のような
ちょっといけないことをしてる感覚でした
ネコさんも 初めて来た彼女のような雰囲気で部屋を物色してます
・・そんな時間を過ごしました
その日はくっついて寝てたような気がします
そんな日が何回かつづき 母親が飼い主へうちで面倒みますと話をつけ
晴れてウチのネコになりました
それからずっと一緒に暮らします
思い返すと ごはんとかあげたことなかったんですけど なぜか私になついてました
母親から見ると 波長が合うように見えるみたいです
私のいうことだけは聞くように見えるみたいです（実際はそうでもない）
ただ心は通じるというか ときどき意思疎通ができます
「今日も美人だね」と頭で思うと急にゴロゴロいいはじめたり
「おいで」というと大体来ます
楽しい時や嬉しい時はその感情が流れ込んでくる感覚がありますし
ちょっと他のネコさんとは違う印象です
鳴いててもかまってほしいんだなとか 寝なさいって言ってるなとか分かります
たぶん人間だったら真面目な人だろうなと思います
無意識にネコというより人間として見てる気がします
会話で出る時はいつもあの人と呼んでます
関係があるのかわかりませんが 娘子さんに出会う１年ぐらい前に 家の前で車にひかれたネコさんがいました
同じキジトラ模様のネコさんでした すでに亡くなってました
その子を拾い上げタオルを敷いた段ボールにいれて 翌日火葬場へ連れて行きました
「俺たち人間がごめんな・・もっと楽しい時間を過ごしたかっただろうに」
そんなことを言っていたように思います
その子の生まれ変わりなのかとか考えた時期もありましたが 別に見返りがほしくてしたわけではないので、どうでもいいことですね
日々暮らしてる中で なついてるはずなんですが 遊んでると甘噛みされます
そしてだんだん力が強くなっていき わりとマジな感じになります
最終的には逃がさないように両手で掴んで噛まれます
その状態のまま体をひねって寝技のような形となり 後ろ足でキックを連発されます
けっこう痛いです 歯が食い込みます 爪も立ててます（前足も後ろ足も）
・・目がマジです
気になったので調べてみました
ネコ科の動物が獲物を仕留める時の行動らしいです
俺は獲物だったのかｗｗ
好かれているのか嫌われているのかわかりませんが それもどうでもいいことですね
たぶん私の人生で一番優しく接してくれた子です
いつも寝る時は「一緒に暮らしてくれてありがとね」と言ってから寝ます
もしどちらかが先に亡くなっても 私のことは覚えてなくていいので 大切にされたって覚えていてほしいですね
私にできるのはそれぐらいです
ただひとつ言いたいのは 私の斜め上をみて驚いた顔をするのはやめてほしいｗ
人間ならまだしも、ネコさんにされるとさすがにビビるｗ（なにを見てるんだろ？）
そんなネコさんとの出会いについてでした 長くなってすいません
